厚生労働省が4日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、6月の労働者1人あたりの現金給与総額は42万5727円、前年同月比2.4%減となった。減少は7カ月ぶり。基本給を示す所定内給与は24万1618円(同0.4%増)だった。
厚労省によると、6月は一部企業で夏のボーナスの支給が遅れたことから、現金給与総額がマイナスになったとみられ、所定内給与と所定外給与を合わせた「きまって支給する給与」は26万638円(同0.4%増)だった。
現金給与総額の実質ベースでは同2.9%減となったが、「きまって支給する給与」でみると前年同月と同じだった。
総実労働時間は149.3時間(同0.2%減)、常用労働者数は4796.5万人(同2.1%増)で、うち一般労働者が3356.2万人(同1.5%増)、パート労働者が1440.4万人(同3.4%増)だった。