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2015年7月 8日

今年上半期の希望・早期退職募集は18社  シャープが大規模リストラ 東商リサーチ

 東京商工リサーチが8日発表した今年上半期(1~6月)の「希望・早期退職者募集状況」によると、募集を公表した上場企業は前年同期比3社減の18社、6598人となった。企業業績の改善により、件数は調査開始の2000年以降、最少ペースで推移しているが、募集人数はシャープの大規模な募集によって同3200人ほど増えた。

 募集規模の大きいのはシャープの3500人が最大で、横川電機の1105人(応募数)、サニックスの600人などが続いている。

 東商リサーチでは、「業績が好調でも、事業の市場縮小やグローバル競争に適応するため、事業規模の適正化や経営資源の効率化の一環として人員削減に踏み切る企業が今後出てくる可能性が高い」と分析している。


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