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2015年6月26日

5月の有効求人倍率は1.19倍 2カ月連続上昇

c150626.png 厚生労働省が26日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.19倍で前月比0.02ポイント上昇となった。2、3月は1.15倍と横ばいだったが、4月に再び上昇し、2カ月連続の上昇となった。バブル崩壊直後の1992年3月と同じ水準。都道府県別では東京都の1.71倍が最高で、最低は埼玉県の0.82倍だった。

 新規求人倍率は1.78倍で同0.01ポイント上昇と2カ月連続で上昇した。新規求人数(原数値)は前年同月比4.0%減。産業別で高いのは医療・福祉の同6.3%増、卸・小売業の同0.9%増などで、低いのはその他サービス業の同16.8%減、情報通信業の同13.6%減など。

5月の完全失業率は3.3%の横ばい

 総務省が26日発表した5月の就業者数は6400万人で、前年同月比2万人増、6カ月連続の増加となった。完全失業者は224万人で同18万人の減少、60カ月連続の減少となった。この結果、完全失業率(季節調整値)は3.3%で前月と同水準だった。

男女別では男性が3.6%で前月比0.2ポイント上昇、女性が3.0%で同0.2ポイント低下となった。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5281万人のうち、正社員は3331万人で前年同月より7万人増。非正規社員は1949万人で同28万人増え、非正規率は36.9%だった。非正規のうち派遣社員は120万人で同4万人増えた。

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