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2015年6月18日

「我慢強く、情熱と行動力を持った人」連合・古賀会長  10月退任で後任に期待する人物像 

n150618.jpg 10月からの新執行部体制の役員選挙に不出馬の意思を表明している連合の古賀伸明会長(=写真)は18日、東京・連合会館での定例会見で、「我慢強く、情熱と行動力を持った人が望ましい」と後任会長の人物像に力を込めた(下記に全文)。一方、19日に予定されている労働者派遣法改正案の衆院採決については「反対」の姿勢を強調し、参院での徹底審議と廃案に向けた運動を強力に展開する方針を示した。

 派遣法改正案に対する反対行動のひとつとして、あす19日夕に東京・JR新橋駅前で緊急の街宣行動を行う。

【古賀会長の退任に関する会見全文】
退任の理由

 例年、役員改選の時期には6月ぐらいから役員選考が本格化する。従って、この時期に私の出処進退ははっきり明確にしておいた方が、次の10月の大会に向けての役員選考という意味ではきちっとした時間が取れる。そして、議論する場も明確になる、という思いだ。

 加えて、中央委員会(6月3日・盛岡市にて)でそういう表明をしたというのは、事務局長(2期)4年、会長(3期)6年と10年にわたり連合本部で運動を推進してきたということから、私自身の口から直接、構成組織や地方連合会の皆様方に自分の想いを伝えたかった。ということで6月の中央委員会での挨拶の最後に述べさせていただいた。

後任に臨む人物像

 連合は役員推薦委員会が中心となって選ぶので、そこにすべて委ねたい。ただ、環境が大きく変化しており、しかも目の前の成果を求めるということが非常に難しい時代になっている。その意味では、我慢強く一歩一歩を積み重ねながらも、先を展望して、運動についても、あるいは時代を変革する情熱を持った、行動力を持った人が次を担うのに良いのではないか。一般論として、そう思う。

 

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