参院厚生労働委員会はあす１６日、日本年金機構による個人情報流出問題について２回目の集中審議を行う。同問題については、衆院厚労委でも３回、同内閣委員会などでも集中審議が展開されているが、参院厚労委では９日の集中審議で同機構理事長による不明確な答弁で中断、途中流会となった経過がある。
同問題は、他の重要法案との兼ね合いを見ながら、政府が慎重に対応している最中で、厚労相の指示で立ち上がった調査委員会が調査・解明を続けている。こうした中、厚労省と同機構が、経過説明を記した紙ベースの資料を１５日に提出（出し直し）したため、参院厚労委は野党が審議再開を認めた格好だ。
あすは与野党が質疑をする予定で調整が進んでいる。政府・与党は、同委員会で来週以降、労働者派遣法改正案の審議を始める意向だ。
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