有料職業紹介事業について業態の垣根を越えた柔軟なサービス提供のあり方を検討する、厚生労働省の「雇用仲介事業等の在り方に関する検討会」(座長・阿部正浩中央大教授)が13日、第2回会合を開く。3月31日の初会合で闊達に展開された委員の自由討議を踏まえ、予定通り、関係者のヒアリングから着手していく方針だ。
同検討会では当面、職業紹介事業者や求人企業、労働者団体、有識者などからのヒアリングを進め、その後の本格議論を深めるうえのでの多面的な「論点整理」につなげていく考えだ。
ヒアリングの実施に関しては、初会合で申し合わせた通り、出席を要請する対象者(事業者)の意向や立場などを考慮して、一部非公開とする場合もある。
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