厚生科学審議会の疾病対策部会(福永秀敏部会長)は1日、下部審の指定難病検討委員会が4月28日に決定した第2次医療費助成対象となる難病の196疾病を了承、正式決定した。これを受けて厚生労働省は今月中旬に告示を出し、7月から医療費助成を開始する。
医療費助成は第1次分として潰瘍性大腸炎、パーキンソン病など110疾病が指定され、1月から助成が始まった。これに続いて、同委員会はそれ以外の615疾病をリストアップして対象要件について検討し、筋ジストロフィーや先天性ミオパチーなどの196疾病を指定、同部会も了承した。
これで、助成対象は当初予定通りの計306疾病となる。同検討委は、今回の対象から外れた390疾病を含むその他の難病について、今秋から情報を集め、2015年度中に第3次指定に向けた作業を開始する予定だ。