病児保育のNPO法人フローレンス(駒崎弘樹代表理事)は24日、全国初の試みとなる障害児専門のマンツーマン訪問保育事業「Annie(アニー)」を本格開始した。同日から東京都新宿区で2人の障害児宅を訪問、近く豊島区でも1人を対象にスタートする。
4月に始まった国の「子ども・子育て支援制度」に盛り込まれた「居宅訪問型保育」を活用したもので、今月1日に事業を開始。認可保育所と同じ年収に応じた料金で長時間預かるもので、個人で預けるのに比べ、料金は格段に下がる。中重度の肢体不自由児らを中心に、専門の保育スタッフが保育にあたり、1日最長8時間まで預かる。
医療サービスが必要な場合は、訪問看護ステーションの看護師を派遣する。また、部屋にこもりきりにならないよう、家族の希望に応じて連携保育所の児童たちと交流することも計画している。