ディップが20日発表した3月のアルバイト時給データによると、平均時給は974円で前月比3円(0.3%)減、前年同月比では14円(1.5%)増だった。2カ月連続で前月を下回った。
同社は「『教育』において、集団指導と比べて低時給である個別指導の講師募集が増加したこと、『フード・飲食』において関東エリアで大幅な平均時給の減少が生じたことなどが、全体の平均時給を押し下げた」とみている。
職種別では、「軽作業・物流」の977円(前月比16円増)、「イベント」の1121円(前月比12円増)、「サービス」の971円(同6円増)など6職種で前月を上回った。
一方、「教育」の1414円(同58円減)、「営業」の1179円(同22円減)、「製造・建築・土木」の909円(同20円減)、「医療・介護・福祉」の1010円(同6円減)など6職種で減少となった。
地域別では、関東が997円(同13円減)、東海が976円(同8円増)、関西が983円(同13円増)、九州が878円(同7円減)となった。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データを基に集計した。