リクルートキャリアが17日発表した来春卒業予定の大卒就職内定率(速報)は3月1日時点で4.1%となり、1年前の5.5%より1.4ポイント下がった。経団連が決めた就職協定の「後ろ倒し」の影響が要因のひとつとみられる。調査は3月下旬に実施、対象はリクナビ会員の大学生と大学院生の2127人。
就職活動のスケジュールは、経団連が加盟企業(約1300社)向けに示したガイドラインによると、会社説明会の解禁時期を3年生の3月、面接などの選考活動は4年生の8月へ、従来より説明会は3カ月、選考活動を4カ月遅らせた。
しかし、経団連に加盟していない外資系企業などが早めに内定を出す状況は変わらないとみられ、効果は限定的との見方もある。