厚生労働省が27日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は1.15倍となり、前月比0.01ポイント上昇した。2カ月ぶりに改善。
新規求人倍率は1.63倍で同0.14ポイント低下した。新規求人数(原数値)は前年同月比1.7%増で、産業別で高いのは教育・学習支援業の同20.2%増、医療・福祉の同8.7%増、宿泊業・飲食サービス業の同6.1%増など。
都道府県別では東京都の1.66倍が最高で、最低は沖縄県の0.78倍だった。29都府県で1倍を超えた。
2月の完全失業率は3.5%、2カ月ぶりに改善
総務省が27日発表した2月の就業者数は6322万人となり、前年同月比で39万人増。完全失業者は226万人で同6万人減と、57カ月連続の減少となった。
この結果、完全失業率(季節調整値)は3.5%となり、前月比0.1ポイントの低下。2カ月ぶりに改善した。男女別では男性が3.7%で同0.1ポイントの低下、女性も3.2%で同0.1ポイントの低下となった。
形態別雇用者数では役員を除く雇用者5252万人のうち、正社員は3277万人で前年同月より58万人増。一方、非正規社員は1974万人で15万人減り、非正規比率は37.6%と前月より0.2ポイント低下した。