メイテックは16日、西本甲介取締役会長の退任を発表した。6月の定時株主総会で、任期満了に伴い正式に退任する。西本氏は昨年4月に代表権を持たない会長職に就き、生え抜きのエンジニア出身である國分秀世氏を経営トップの社長とする新体制を敷いていた。1995年に取締役に就任した西本氏は、20年を節目に同社を退き、新体制へ完全移行する。
「一定のメド」を節目とする退任は、西本氏の意向。99年11月からメイテックの社長として同社をけん引し、バブル経済崩壊以降では、08年のリーマン・ショックという最大の危機を乗り越え、次なる成長の基盤づくりとして11年度から3カ年の中期経営計画に取り組み、成果を出した。現在は國分社長のもとで中期経営計画(14年度~16年度)を進めている。
西本氏は95年6月に取締役、99年11月に社長、2014年4月から取締役会長に就いていた。