厚生労働省が27日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.14倍となり、前月と同水準だった。
新規求人倍率も1.77倍で前月と同水準。新規求人数(原数値)は前年同月比3.0%増で、産業別で高いのは医療・福祉の同11.3%増、生活関連サービス業・娯楽業の同8.0%増、卸売業・小売業の同3.9%増など。
都道府県別では東京都の1.67倍が最高で、最低は沖縄県の0.76倍だった。31都府県で1倍を超えた。
1月の完全失業率は3.6%、4カ月ぶりに悪化
総務省が27日発表した1月の就業者数は6309万人となり、前年同月比で47万人増。完全失業者は231万人で同7万人減と、56カ月連続の減少となった。
この結果、完全失業率(季節調整値)は3.6%となり、前月比0.2ポイントの上昇。4カ月ぶりに悪化した。男女別では男性が3.8%で同0.2ポイントの上昇、女性が3.3%で同0.1ポイントの上昇となった。
形態別雇用者数では役員を除く雇用者5263万人のうち、正社員は3273万人で前年同月より31万人減。一方、非正規社員は1989万人で33万人増え、非正規比率は37.8%と前月より0.2ポイント低下した。