政府の規制改革会議(岡素之議長=写真=)は24日、記者会見を開き、6月の答申を見据え議論の進ちょく状況などについて中間報告した。同会議が今期の中心テーマに掲げている「多様な働き方を実現する規制改革」については、これまでの議論を「視点と課題」に分けて論点整理。「雇用法制は従来型の雇用慣行を前提とする法制度を維持したまま対処療法的に例外ルールを継ぎはぎしてきた」と指摘し、多様な働き方に柔軟に対応できる雇用法制の抜本的見直しの必要性を課題に挙げた。
この日開かれた全体会合では、雇用関連のほかにも建設業法の見直しや、老朽化マンションの建て替え促進に向けた課題(いずれも国土交通省所管)なども議論され、終了後に開かれた会見で岡議長は「(それぞれの課題で)個別具体的な法律改正の提言に至るかは未知数だが、6月の答申まで精力的に議論を展開したい」と強調した。
多様な働き方の論点整理で注目されるのは…
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