総務省が17日発表した2014年労働力調査(詳細集計、速報)によると、昨年の雇用者(役員を除く)は5240万人で、そのうち正社員は3278万人(前年比16万人減)、非正規社員は1962万人(同56万人増)だった。
完全失業者は236万人(同29万人減)。失業期間別では「1年以上」の長期失業者が89万人と最多ながら、前年より15万人減少して2008年以来、100万人の大台を割った。
一方、非労働力人口は4483万人(同17万人減)で、仕事を希望しない就業非希望者も3965万人(20万人減)と減少した。就業希望者は419万人(同9万人減)だったが、求職活動をしない理由として「出産・育児」が101万人(同4万人減)であるのに対して、「介護・看護」が21万人(同1万人増)となり、高齢社会の進展ぶりが反映された。