今年の通常国会に政府が提出し、継続審議となっていた「有期雇用の特別措置法案」は21日、衆院本会議で可決・成立した。有期で通算5年超の労働者が無期転換を申し出ることができる労働契約法に「例外」を盛り込んだもので、今後、政省令を定める労働政策審議会を年内から年明けにかけて実施した後、来年4月に施行される。
“滑り込み”で成立に至った格好。民主などが欠席する中で行われた採決で賛成多数で可決、その約5分後に衆院は解散した。
【関連記事】
「有期特別法案」、21日の衆院本会議で採決の方針
政府・与党(11月20日)
「有期特別法案」は"二転"して衆院厚労委で可決、19日に成立も
野党の怒号飛び交う中で採決(11月18日)
有期特別法案、一転して廃案へ
衆院厚労委で審議しない方向(11月13日)
有期特別法案が成立へ、来年4月施行
参院本会議で賛成多数(10月29日)