ディップが20日発表した10月のアルバイト時給データによると、平均時給は961円で前月比5円(0.5%)増、前年同月比では10円(1.1%)増えた。4カ月ぶりに前月を上回った。同社は「最低賃金制度の改定により、時給の底上げが行われたことが時給上昇の主な要因」としている。
職種別では、「IT・クリエイティブ/クリエイター」の1094円(前月比63円増)、「営業」の1220円(同32円増)、「理美容・専門職」の882円(同23円増)、「イベント」の1088円(同19円増)など7職種で前月を上回った。
一方、「教育」の1404円(同23円減)、「軽作業・物流」の963円(同18円減)、「サービス」の974円(同9円減)など5職種で減少となった。
地域別では、関東が991円(同額)、東海が960円(同6円増)、関西が967円(同12円増)、九州が851円(同8円増)となっている。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データを基に集計した。