厚生労働省が13日発表した2014年賃金構造基本統計調査によると、今春入社した新入社員の初任給は大卒が20万400円(前年比1.2%増)、高卒が15万8800円(同1.8%増)となった。大卒は3年ぶりのプラスで20万円台を回復、高卒は1年ぶりのプラス。人手不足による求人増が要因とみられる。
男女別では、大卒が男性20万2900円(同1.3%増)、女性19万7200円(同1.1%増)。高卒が男性16万1300円(同1.5%増)、女性15万4200円(同1.9%増)となった。
産業別で大卒の高かったのは「学術研究、専門・技術サービス業」の男性21万5400円、女性21万9300円、「情報通信業」の各21万円、20万7000円など。
調査は正社員10人以上の1万5932事業所を対象に、今年6月の給与を調べた。