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2014年10月 5日

シェアハウスの女性入居者に就職支援を開始  アデコ、スマートライフと提携

 アデコはこのほど、寄宿舎シェアハウスを運営するスマートライフ(東京都中央区、佐藤哲也社長)と提携し、シェアハウス入居者と入居予定者に対する就職支援を開始した、と発表した。就職希望者に個別の「出張説明」を実施するほか、専任のキャリアコンサルタントが仕事紹介や就職活動の心得、面接の際のアドバイスなどに加え、メンタル面でのサポートも実施する計画だ。

 総務省の2013年住民基本台帳人口移動報告によると、他都道府県から東京都に転入する20代女性は年間8万人以上で、住民票を移さずに転入しているケースを含めると、その数は2~3倍となる15万人以上であると想定されている。そうした流れの中で、保証人が不要で低予算かつ短期間の入居が可能なシェアハウスが注目され、基準面に関する問題も整備が進み、質も向上してきた。

 スマートライフは、都内において国土交通省が定めた寄宿舎基準を満たした女性限定のシェアハウス88棟1232戸を運営。入居者の中には、就職先を決める前に転居してくるケースも多く、慣れない土地での就職活動に対して不安を抱えている人も少なくないという。アデコはこうした実情や環境に着目し、女性のキャリア支援の一環として新たな試みに着手した。

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