安倍晋三首相は4日、第2次改造内閣を受けて各省庁の副大臣、政務官を刷新した。厚生労働省の副大臣は自民の永岡桂子衆院議員と公明の山本香苗参院議員。政務官は、いずれも自民の橋本岳衆院議員、高階恵美子参院議員で、塩崎恭久厚労相をトップとする厚労省の新政務三役が固まった。政務三役5人のうち3人が女性。
副大臣のひとりである永岡氏は1953年生まれの60歳。学習院大学法学部卒業。比例・北関東ブロック選出で当選3回。2006年9月発足の第1次安倍内閣では、農林水産大臣政務官を務めている。
同じく副大臣の山本氏は、参議院比例区で初当選は01年、現在、当選3回。1971年生まれの43歳。京都大学文学部卒で、国会議員になる前は外務省職員。経済産業大臣政務官、参議院総務委員長など歴任。
政務官の橋本氏は、岡山4区選出、当選2回。74年生まれの40歳。慶大大学院卒。父は元総理の故・橋本龍太郎氏。
高階氏は参議院比例の当選1回。63年生まれの50歳。 東京医科歯科大学大学院医学系研究科博士課程後期中退。看護師、保健師でもある。前職は、日本看護協会常任理事。
今回の副大臣、政務官の入れ替えで、副大臣は25人で自民が22人、公明は3人。うち女性は3人。また、政務官は27人で自民が24人、公明は3人。うち女性は4人となっている。
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