ディップが20日発表した7月のアルバイト時給データによると、平均時給は963円で前月比4円(0.4%)減、前年同月比では20円(2.1%)増えた。同社は時給減少について、「『教育』で夏期講習へ向けた募集が一服したこと、『医療・福祉・介護』で介護職の募集がオフシーズンを迎えていることなどが要因」としている。
職種別では、「イベント」の1090円(前月比33円増)、「軽作業・物流・建築・土木」の963円(同23円増)、「IT・クリエイティブ」の1051円(同15円増)、「オフィス」の992円(同13円増)など12職種のうち7職種で前月を上回った。
一方、「営業」の1116円(同41円減)、「教育」の1409円(同19円減)、「医療・介護・福祉」の1039円(同18円減)、「販売」の887円(同11円減)など5職種で減少となった。
地域別では、関東が996円(同8円減)、東海が964円(同1円増)、関西が956円(同1円増)、九州が859円(同5円減)となり、東海と関西で増加した。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データを基に集計した。