厚生労働省が1日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、5月の労働者1人あたりの現金給与総額は26万9470円(前年同月比0.8%増)と3カ月連続のプラスとなった。残業代などを除いた所定内給与も24万1739円(同0.2%増)と2年2カ月ぶりのプラスに転じ、春闘のベアアップの影響が出始めたものとみられる。
総実働時間は143.4時間(同0.7%減)、常用労働者は4679万人(同1.4%増)。うち、一般労働者は3317万6000人(同1.3%増)、パートタイマーは1361万3000人(同1.4%増)だった。