ディップが20日発表した5月のアルバイト時給データによると、平均時給は961円で前月比5円(0.5%)増、前年同月比では36円(3.9%)増えた。同社は「『イベント』でお中元の仕分け、サンプリングの募集が出始めたこと、『教育』で新年度募集が引き続き行われていることが時給増加の要因」としている。
職種別では、「教育」の1458円(前月比41円増)、「イベント」の1120円(同32円増)、「IT・クリエイティブ」の1029円(同23円増)、「サービス」の965円(同12円増)と12職種のうち4職種で前月を上回った。
一方、「医療・介護・福祉」の1077円(同38円減)、「営業」の1182円(同32円減)、「製造」の925円(同12円減)など6職種で減少となった。
地域別では、関東が1003円(同11円増)、東海が960円(同7円増)、関西が943円(同1円減)、九州が849円(同14円減)となり、関東・東海エリアで増加した。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データを基に集計した。