厚生労働省が3日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、4月の労働者1人あたりの現金給与総額は27万4761円(前年同月比0.9%増)と2カ月連続のプラスとなった。しかし、残業代などを除いた所定内給与は24万3989円(同0.2%減)とマイナスが続いており、春闘のベアアップの影響はまだ出ていない。
総実働時間は149.7時間(同0.6%減)、常用労働者は4656万4000人(同1.3%増)。うち、一般労働者は3291万9000人(同0.6%増)、パートタイマーは1364万4000人(同2.8%増)となり、景気拡大に伴うパートの増加が目立った。