日本生産技能労務協会が26日までにまとめた「製造請負・派遣事業動向調査」によると、4月の業況判断DIはプラス43となり、前回調査の1月時点に比べ13ポイント上昇した。また、先行き3カ月後の予測DIはプラス41で、景気回復が明確になり、かつ人手不足の深刻化も裏付けられる大幅増となった。
業況判断DIは、「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を引いた数値。同協会が会員企業を対象に四半期ごとに調査を続けている。今回の調査は4月7日から25日に実施した。
この一年の推移をみると、昨年4月のマイナス27を底に7月にプラス5、10月にプラス27、今年1月にプラス30と大幅な改善をみせて続伸中。取引先数の判断DI(増加―減少)も4月はプラス41となった。
このほか、スタッフ社員(派遣・請負など)の判断DI(不足―過剰)はプラス95、3カ月後の予測DIはプラス87に達する見込みだ。