ディップが20日発表した4月のアルバイト時給データによると、平均時給は956円で前月比4円(0.4%)減、前年同月比では31円(3.4%)増えた=グラフ。同社は「オフィス系において、新年度へ向けた高時給の募集が終了したことなどが、全体の時給減少に影響したのではないか」と分析している。
職種別では、「営業」の1214円(前月比72円増)、「医療・介護・福祉」の1115円(同29円増)、「サービス」の953円(同5円増)など12職種のうち6職種で前月を上回った。
一方、「オフィス」の993円(同24円減)、「IT・クリエイティブ」の1006円(同15円減)、「イベント」の1088円(同11円減)など6職種で減少となった。
地域別では、関東が992円(同9円減)、東海が953円(同8円増)、関西が944円(同7円減)、九州が863円(同3円増)となり、東海・九州エリアで増加した。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データを基に集計した。
「コンビニバイトル」「アパレルコレクション」「カフェバイトル」をオープン
同社では、5月13日から職種・業種に特化したアルバイト求人専門サイト「コンビニバイトル」「アパレルコレクション」「カフェバイトル」を開始している。「バイトル」の中でも特に人気の高い、「コンビニエンスストア」「アパレル業界」「カフェ」の仕事に特化したサイトで、働きたい職種・業種が決まっているユーザーが効率的に自分に合った仕事を探すことができる。
たとえば「コンビニバイトル」は、居住地近辺の店舗が探しやすい地図検索や、接客に関するコラムなどを掲載=写真。今後もさまざまな職種・業種の専門サイトを予定しているという。