リクルートホールディングスが14日発表した2014年3月期連結決算によると、売上高は1兆1915億円(前期比13.6%増)、営業利益は1174億円(同6.0%減)、経常利益は1220億円(4.8%減)、当期純利益は654億円(同8.9%減)の増収減益となった。景気回復による人材需要で派遣や紹介事業が伸び、売上高は過去最高となったが、新規事業投資が膨らんだことなどから利益は下がった。
事業の半数を占める人材サービス(リクルートスタッフィングとスタッフサービスHDなどの合計)は6124億円(同10.8%増)と伸びたが、円安によって海外需要が20%以上伸びたのが主要因で、国内では同4.4%増にとどまった。
15年3月期は売上高1兆2900億円(同8.3%増)を予想している。同グループは、早ければ今年10月にも東証1部への上場に向けて準備を進めている。