テンプホールディングスは13日、2014年3月期連結決算を発表した。インテリジェンスの買収や景気拡大に伴う派遣需要の回復などにより、売上高は3624億8900万円(前期比46.6%増)、営業利益は185億9700万円(同89.2%増)、経常利益は184億7000万円(同82.8%増)、当期純利益は98億5700万円(同67.4%増)の大幅な増収増益となった。
これにより、期末配当を1株あたり14円とし、中間配当の10円と合わせ、年間24円(前期18円)の増配を決めた。また、15年3月期の通期見通しは売上高3900億円(前期比7.6%増)、営業利益210億円(同12.9%増)、当期純利益120億円(同21.7%増)の増収増益を予想、配当も28円の増配を予定している。
事業別ではメディア・キャリア関連事業(インテリ)の売上高は892億7200万円に上った。一方、派遣事業も売上高が1974億1800万円(同5.7%増)と大きく伸びた。金融業界を中心に引き合いが増えたところへ、後半は大企業だけでなく、中小企業の需要も増えるなど、人材のひっ迫感が増している。
テンプは今後も組織の効率化や海外戦略の活発化などを目指し、17年3月期には連結売上高5000億円、同営業利益300億円を目標に掲げている。