厚生労働省が2日発表した雇用調整助成金に関する「休業等実施計画」受理状況(速報)によると、3月は5997事業所、対象者8万6622人で、前月より各1094カ所、2万4883人の減少となった。支給決定額は約14億円だった。
この結果、13年度の年間受理件数は17万2168事業所、319万6717人となり、各20万2836事業所、453万7100人の大幅減となった。雇調金制度は昨年から段階的に縮小されている。
一方、今年1~3月の「再就職援助計画」認定状況によると、認定事業所は375カ所(前期比14カ所減)、離職者数は1万9137人(同792人減)となった。この結果、13年度の年間認定数は1074事業所(前年度比237カ所減)、5万3259人(同2万3784人減)の大幅減となった。
同計画では、1カ月間に30人以上の従業員を退職させざるを得ない場合、事業主が事前にハローワークへ出すことが義務付けられている。