1月29日の日本開催を皮切りに、過去最大の世界23の国と地域で展開された「ランスタッドアワード2014~エンプロイヤーブランド・リサーチ」で、国別の調査と並行して今年初めて導入した「グローバル表彰」の結果が発表された。働く先として世界で最も魅力的な企業にはドイツのBMWが、2位に日本のソニー、3位に韓国のサムスンが選ばれた。
グローバル表彰は、過去14年にわたるランスタッドの調査、表彰の実績を踏まえた初めての試み。国別の調査では、それぞれ約150社の大手企業を調査対象としているが、グローバル表彰では客観的な5つの選定基準に基づいて抽出した50社が調査対象となっている。選定基準は(1)従業員数の規模、(2) 民間の事業会社(公的機関は除く)、(3)25以上の国と地域で事業を展開、(4)全ての国で同じブランド名を使用、(5)3割以上の従業員が本社所在国以外で勤務――の5項目。
1位を獲得したBMWは、61%を超える回答者が「働きたい」と回答、またすべての調査国で上位3位圏内入りするなど、幅広い地域でのエンプロイヤーブランドの高さを示した。また、2位にランクインしたソニーは、約6割の回答者から「働きたい」との支持を受けたことに加え、調査が実施された23の国と地域のうち7か国でエンプロイヤーブランド1位に輝いた。日系企業では唯一のトップ10入りとなっている。
アワードの調査は客観性を確保し、主観による偏りを避けるため、ベルギーに本社を置く調査会社・ICMAに委託。調査は昨年9月から今年2月にかけ、インターネットによるWebアンケート形式で実施。18歳から65歳までの男女約20万人から回答を得た。
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ランスタッドアワード2014(1月29日)