総務省が25日発表した消費者物価指数(2010年=100)で、東京都区部の4月中旬速報値は、生鮮食品を除く総合で101.7となり、前年同月比2.7%の上昇、前月比も2.0%の上昇となった。生鮮食品を含む総合も101.7となり、前年同月比で2.9%、前月比で2.0%の上昇。4月からの消費税の税率アップが反映されている。4月速報値は全国の物価の動きを示す先行指標で、今回は税率引き上げを反映した初の物価統計。
3月の消費者物価指数は生鮮食品を除く総合で100.8、前年同月比1.3%の上昇となった。10カ月連続の上昇。生鮮食品を含む総合も101.0、同1.6%の上昇となった。4月の消費税率の引き上げを前にした駆け込み需要が物価を押し上げた形だ。
この結果、2013年度の年間平均指数は生鮮品を除く総合が100.4で前年度比0.8%の上昇となった。前年度を上回ったのは5年ぶり。生鮮品を含む総合も100.4で同0.9%の上昇となった。