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2014年3月28日

2月の有効求人倍率は1.05倍  15カ月連続改善

 厚生労働省が28日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は1.05倍となり、前月比0.01ポイントの上昇となった。有効求人倍率は昨年11月に1.0倍となり、約6年ぶりの1倍台に達したが、その後も上昇が続いており、これで15カ月連続の上昇となった。

 新規求人倍率も1.67倍で同0.04ポイント上昇。建設分野で昨年の求人より2割増えているのを始め、情報通信、医療・福祉などほぼ全分野で人手不足傾向が強まっている。

2月の完全失業率は3.6% 非正規比率38.2%

 総務省が28日発表した2月の就業者数は6283万人となり、前年同月比で41万人増。14カ月連続で増加している。完全失業者は232万人で同45万人の減少となり、45カ月連続で減少している。

 この結果、完全失業率(季節調整値)は3.6%で、前月比0.1ポイント低下。男女別では男性が3.7%、女性が3.3%で、どちらも前月より0.2ポイント低下した。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5208万人のうち、正社員は3219万人で前年同月より54万人減少。一方、非正規社員は1989万人で89万人増え、比率も38.2%と増え続けている。

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