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2014年3月23日

ハローワーク求人ホットライン  24日から厚労省が開設

 厚生労働省は24日から、「ハローワーク求人ホットライン」(03・6858・8609、平日午前8時半~午後5時15分)を開設し、ハローワークで公開している求人票の記載内容と、実際の労働条件が異なる場合の対策を強化する。

 ホットラインは求職者、就業者用で、全国から受け付ける。ホットラインで受け付けた案件については、労働基準監督署や日本年金機構、都道府県の消費生活センターなどと連携を図り、該当企業に対して事実確認と必要な指導などを行う。

 ハローワークの求人情報については、ブラック企業の利用などで内容に問題のあるケースが増えており、今年に入って都内の大手タクシー会社が「求人票通りに月給が支払われていない」として運転手の集団訴訟を受けるなど、影響が広がっている。ただ、年間800万人近い求人案件があり、チェックし切れないのが実情だ。

 2012年度に全国のハローワークに寄せられた申し出で、求人票の記載内容と実際の労働条件が違うといった内容は7783件。内容は、賃金関係が2031件で最も多く、就業時間関係が1405件、選考方法・応募書類関係が1030 件など。

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