ディップが20日発表した2月のアルバイト時給データによると、平均時給は949円で前月比9円(0.9%)減、前年同月比では25円(2.7%)増えた。前月比では1月に次いで2カ月連続の減少となった。同社では、新年度が近づき、低時給案件の多い学生向けの募集が開始されたため、時給の引き下げにつながったとみている。
職種別では、「医療・介護・福祉」の1109円(前月比31円増)、「IT・クリエイティブ」の1029円(同11円増)、「オフィス」の990円(同15円増)、「サービス」の945円(同4円増)、「理美容・専門職など」の886円(同2円増)と、12職種のうち5職種で前月を上回った。
一方、「教育」の1436円(同29円減)、「イベント」の1093円(同53円減)、「営業」の1157円(同11円減)など7職種で減少となった。
地域別では、関東が999円(同11円減)、東海が929円(同16円減)、関西が939円(同1円減)、九州が839円(同14円減)と全地域で前月を下回った。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトルドットコム」に掲載された求人広告データを基に集計した。