現在実現可能なロボットのトップは「R2―D2」(米映画「スター・ウォーズ・シリーズ」)、今後実現させたいロボットのトップは「ドラえもん」――。メイテックが運営するエンジニア求人情報サイト「fabcross(ファブクロス)」がこのほど発表した最新ロボット技術に関する技術者調査によるとこんな結果が出た。同サイトが2月、全国の機械系エンジニア518人に聞いた。
R2―D2(24%)を選んだ理由としては、「複雑な動作が不要で、既存の計算技術や運動能力だけで十分なため、コンピューターとAI(人工知能)技術だけで実現可能」というもの。R2―D2に次いで、やはりスター・ウォーズの「C―3PO」(16%)、ドラマ「ナイトライダー」に登場する「ナイト3000―K」(12%)、「ガンダム」(7%)などが挙がった(複数回答)。
一方、未来ロボットのトップ「ドラえもん」(22%)を選んだ理由は、「夢がある」「どこでもドアなどの道具が魅力」、または「善良・平和なロボット」「人間性の尊重」などの意見があった。ドラえもんに次いで、「鉄腕アトム」(13%)、「ガンダム」(12%)などが挙がった(複数回答)。
全体にロボット開発に対する平和志向が強く、携わりたい分野は「医療・介護」がトップ、進んでほしくない分野は「軍事分野」がトップになった。
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