日本人材紹介事業協会は27日、紹介大手3社(インテリジェンス、ジェイエイシーリクルートメント、リクルートキャリア)の2013年度上半期(13年4月~9月)の紹介実績を発表した。
転職紹介者数は1万7692人(前年同期比4.1%増)と増え、09年度の上半期以降、8期連続で前年同期比の改善傾向が確実に続いている=グラフ。
このうち、首都圏は1万2462人(同3.1%増)と堅調。業種別では、IT・通信と電機・機械・化学等製造が小幅な減少となったものの、金融が1042人(同20.7%増)、コンシューマーが4074人(同6.6%増)など、いずれも大きく伸びた。また、求人を地域別にみると、全国的に前年以上の改善がみられ、特に北海道・東北エリアは前年同期比で36.7%増と大幅に改善を保っている。
求職者(首都圏のみ)はおおむね前年同期を維持する格好となっており、電機・機械・化学等製造の求職者は最も高い8.6%増。転職時の年齢別では26~35歳のみが減って、25歳以下と36~40歳が6~15%の増加。特に、41歳以上が33.0%の高い伸び率をとなった。