日本生産技能労務協会が25日までにまとめた「製造請負・派遣事業動向調査」によると、1月の業況判断DIはプラス30となり、前回調査の昨年10月時点に比べ4ポイント上昇した。また、先行き3カ月後の予測DIはプラス46で、景気回復の流れを反映する格好となった。
業況判断DIは、「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を引いた数値。同協会が会員企業を対象に四半期ごとに調査を続けている。今回の調査は1月6日から24日に実施した。
この一年の推移をみると、昨年4月のマイナス27を底に7月にプラス5、10月にプラス27と大幅な改善をみせて続伸中。取引先数の判断DI(増加―減少)も1月はプラス46となった。
このほか、スタッフ社員(派遣・請負など)の判断DI(不足―過剰)はプラス87、3カ月後の予測DIは90に達する見込みで、人材の不足感は急激に高まっている。