連合は6日、東京・日比谷で「2014春季生活闘争・闘争開始宣言 中央総決起集会」を開き、参加の約40組織から約2000人が集まった=写真。
インフルエンザで休養中の古賀伸明会長に代わって、神津里季生事務局長が「経営者側は一見、賃上げに前向きだが、その実はかなり怪しい。いつから一時金を上げて“賃上げ”と呼ぶようになったのか。今年は徹底的に月例賃金(ベースアップ)のアップにこだわり、何としても結果を出そう」と呼び掛けた。この後、「底上げ・底支え」「格差是正」を掲げた闘争開始宣言を採択した。
今年は景気回復を受け、大企業を中心にベアに前向きな姿勢の企業が増えている半面、連合としては「非正規労働者の増加が止まらず、格差も拡大している」として、「非正規との格差是正」も正面から取り組む姿勢を強調したのが際立った。