労働政策審議会の労働条件分科会(岩村正彦分科会長)は3日、第108回会合を開き、「月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金」について議論した。この日は割増賃金以上に、それに関連する年次有給休暇の取得について活発な議論が展開されたが、問題の本質に迫る内容とは言い難いやり取りだった。しかし、厚生労働省はこれで議論はほぼ出尽くしたとして、次回の25日に論点整理を提示する予定。
割増賃金については、2008年の労働基準法改正時に、月60時間を超える残業に対して5割以上の割増賃金を支払うことが決まったが、…
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