パソナグループが10日発表した2013年11月中間決算によると、売上高1026億1900万円(前年同期比0.3%減)、営業利益10億3800万円(同45.3%増)、経常利益9億6100万円(同38.8%増)、中間純損失2500万円(同損失4億5400万円)の減収増益となった。
景気回復に伴って新規派遣稼働者数は増えたものの、「適正化プラン」によって増えた自由化業務の契約終了が予想を上回ったことなどから、売り上げが当初見通しを59億円近く下回った。一方、再就職支援事業での再就職の早期決定がスムーズに進んだことなどから、利益面では予想を大きく上回った。
同グループでは「足元の事業環境は好転している」として、通期予想の売上高2220億円(前期比6.9%増)、営業利益34億3000万円(同8.0%増)、当期純利益4億8000万円(同21.4%減)の増収見通しは変更しない。また、期末配当の1株当たり10円も変更しない。