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2014年1月29日

明治ホールディングスに栄冠、海外企業部門はP&G  ランスタッドアワード2014

 働く人をひきつける魅力ある企業を表彰する「ランスタッドアワード2014~エンプロイヤーブランド・リサーチ」が29日、東京国際フォーラムで開かれ、ランスタッドアワード(総合1位)には明治ホールディングス(HD)が輝いた。海外企業部門は、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)日本法人が1位を獲得した。世界39の国と地域で事業を展開しているランスタッドの「グローバルブランド」を活かした調査で、企業の採用活動や組織力向上を目的とした国内最大規模の「人事の祭典」。今年は過去最大の23カ国が参加し、日本の受賞企業の表彰式が世界の皮切りとなった。今後、各国の調査結果が続々と発表される。

n140129_2.jpg ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィー(本社:オランダ)の日本法人・ランスタッドが開いた表彰式には、受賞企業と同社クライアント企業のほか、労働分野の第一線で活躍する研究者やマスコミ関係者など約800人が集まり、盛大な企業人事の交流の場となった。

 同アワードはベルギーで始まり、年々、調査対象国を拡大し、「エンプロイヤーブランド(企業魅力度)」を測るアワードとして世界で実績と評価を蓄積。今年は、昨年より5カ国多い23カ国が参加。質・量ともに世界を網羅したアワードに成長した。調査は18歳~65歳までの男女8511人に、調査対象企業170社(うち海外企業25社)ついて「社名を知っているかどうか」、「その企業で働きたいかどうか」などを問い、アワードの歴史と経験などに基づく「10の指標」に照らして、評価の高かった上位企業を選んだ。

 表彰式では、アワードの「象徴」でもある、人型の磁石が集まったトロフィー、またはクリスタルトロフィーがランスタッド日本法人のマルセル・ウィガース会長兼CEOから受賞企業の代表者に授与された。総合トップのランスタッドアワードの栄冠を手にした明治HDの今野力人事総務部長は「エンプライヤーブランドで最高の評価をいただき、有難く、光栄に思う。さまざまな価値ある商品の提供と情報発信に努めている弊社の常日ごろの努力が受け入れられたものと感謝したい」と、受賞の喜びと抱負を披露した。

n140129_3.jpg また、P&Gの丸谷奈都子ヒューマンリソーシーズ人材開発シニアマネージャーや、総合第2位のサントリーHDの齋藤誠二人事本部副本部長兼キャリア開発部長、3位に輝いたソニーの藤田州孝業務執行役員EVP(エグゼクティブ・バイス・プレジデント)人事・総務担当ら、上位にランクインした企業の代表者や、「10の指標」でそれぞれトップを獲得した受賞者が壇上で喜びのコメントを述べた。

 この日は中田有紀アナウンサーが総合司会を務め、開会式に続き、80歳でエベレスト登頂を達成した三浦雄一郎氏と長女の恵美里さんが「最高峰への挑戦~諦めない心とチーム力~」と題して講演。表彰式後は懇親会が開かれ、参加者が和やかに交流を深めた。

 

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