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2021年1月18日

通常国会、政府提出法案は63本前後で調整

男性の育休取得促進を含む育介法改正案など

 通常国会がきょう1月18日に召集される。会期は150日間で、会期末は6月16日となる。直後に予定される東京都議会議員選挙や7月開幕の東京五輪などを考慮すると、新型コロナウイルス感染症の動向にもよるが会期延長の可能性は低い。政府は、提出法案をこれまでに5番目に少ない63本前後に絞り込み、会期内の成立を目指す。厚生労働関係は、男性の育休取得促進を目指す「育児・介護休業法(育介法)改正案」を含め4本を予定している。(報道局)

sc210118.jpg 召集日の18日に、菅義偉首相にとって初めてとなる通常国会での施政方針演説が行われ、20日から各党代表質問が始まる。25日からは予算委員会が開かれる見通しで、政府・与党側は2020年度第3次補正予算案を25日から衆参両院で各2日。新型コロナウイルス対策の実効性を高めるための特別措置法の改正案を29日から衆参両院で2日ずつ審議する。2021年度の本予算案の審議入りは2月4日以降となる模様だ。

 この特別措置法改正案の審議は、入院勧告を拒む感染者への罰則を盛り込む感染症法改正案や検疫法改正案などを含めて一括上程したい考え。政府が発令している緊急事態宣言が2月7日の期限に留まらない場合、事業者や生活支援の補充を巡って法案審議の難航も予想される。

厚労省の提出予定法案は4本、検討中1本

 厚労省関係は、予算法案が「医療法改正案」「健康保険法改正案」「B型肝炎特別措置法改正案」の3本、予算外法案が2月下旬提出の「育介法改正案」で、政府は「雇用保険法改正案」と束ねて審議入りを図る。また、「難病法・児童福祉法改正案」の提出を検討している。

 これらの法案の着眼点として...


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