7月21日に投開票が行われた第25回参議院議員選挙(半数改選)で、与党の自民・公明が改選定数(124)の過半数(63)を大きく上回る議席を獲得した。32ある1人区のすべてで日本維新の会を除く国政野党が「統一候補」を立てた構図を踏まえると、与党は前回(16年)の1人区での勝利数を上回り、全体として“大勝”したと言える。政権基盤を強固にした安倍晋三首相は、9月にも内閣改造と自民党役員人事に着手する見通しだ。8月以降の政治日程と、雇用・労働関係で見直し議論が本格化するテーマの行方を探る。(報道局)
9月上旬にも内閣改造と自民党役員人事
旧民主党の流れをくむ立憲民主と国民民主が初めて挑んだ参院選。1人区では共産を含めた候補者調整で「与党対野党」の形をつくったが、与党主導の国会運営を脅かす議席獲得には至らなかった。野党各党は、2年以内に行わる公算の衆院選をにらみ、抜本的な戦略の練り直しを迫られた格好だ。
一方の与党は…
※こちらの記事の全文は、有料会員限定の配信とさせていただいております。有料会員への入会をご検討の方は、右上の「会員限定メールサービス(triangle)」のバナーをクリックしていただき、まずはサンプルをご請求ください。「triangle」は法人向けのサービスです。