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2019年5月27日

主要人材ビジネス企業の18年度決算

好調維持、人材の一層の高度化がカギ

 主要企業の2018年度決算がほぼ出そろった。人材ビジネス業界は深刻な人手不足などを背景に、過去最高の増収増益を確保した企業が相次いだ=表。しかし、19年度以降は、企業にとって働き方改革による生産性の向上が必須なことから、人材ビジネス業界にとっても働く人の質の向上が業績を分けるカギになりそうだ。(報道局)

sc190527.png 業界最大手のリクルートホールディングス(HD)は、米国など海外企業のM&A効果が出て、売上高は前期比6%増、営業利益も16%増と最高益を更新した。検索型求人サービスの米インディードの買収が奏功し、内外の利用が増えたことなどが利益を押し上げた。

 売上高の最も多い人材派遣は、国内が5425億円(同6.5%増)、海外が7477億円(同5.3%減)だったが、国内の場合、同社が収益目標にしているEBITDA(営業利益+原価償却費など)が430億円(同27.3%増)と大きく伸びた。

 パーソルHDは売上高、利益とも20%台の大幅増を記録、売り上げは昨年の7000億円台から一気に9000億円台に跳ね上がり、来年は初の「1兆円台乗せ」を予定している。最大の人材派遣の5095億円(同5.9%増)をはじめ、全部門で増収となった。

 業績拡大の主要因は…

 

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