東京・代々木公園で4月27日に開かれた連合の第90回メーデー中央大会。会場の真ん中に設営したやぐらの上で挨拶に立ったのは、主催者である連合の神津里季生会長と政府代表の根本匠厚生労働相、大会を後援する東京都の小池百合子知事の3人。政党や議員を招待しない形に切り替えて2年目となり、来賓挨拶で野党代表が与党に対する政治的“さや当て”を演じる場面は消えた。連合が期待する野党結集が思うように進んでいない現状の一端が垣間見える。(報道局)
振り返ると、2014年には自民党総裁の安倍晋三首相をはじめ、与野党9政党(当時)の代表が登壇している。「挨拶の時間が長すぎる」という参加者からの指摘もあって、翌15年からは運営と進行上の観点から政府代表(厚労相)と連合の支持政党である野党の民主党(当時)、東京都代表のみを招待。野党の招待はその後、民主党から“衣替え”した民進党になり、17年の蓮舫代表(当時)を最後に“休止”となっている。
7月の参院選を前に…
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