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2015年1月19日

第189回通常国会、政府が描く法案審議の日程感と着眼点

労働法制関連は4月以降の派遣法と労基法の2改正案が軸

is150119.jpg 安倍首相が「改革断行国会」と位置づける第189回通常国会が、26日に召集される。会期は6月24日までの150日間。まず2014年度補正予算案の成立を目指し、2月中旬から15年度予算案の審議に入るため、日程的に予算案の年度内成立は微妙な情勢だ。さらに、4月以降に本格審議を迎える予算外関連法案も、昨秋の臨時国会で成立に至らなかった“積み残し”に加え、政府は安全保障や農業、医療、雇用、エネルギー分野で“重量級”の新規法案を提出する方針。このため、召集前から会期延長の可能性がささやかれている。注目度が高い労働法制などを中心に、政府・与党が描く現時点での審議の日程感と着眼点を整理する。(報道局)

派遣法改正案、再び重要広範議案となるかが焦点

 年明けの年頭会見で、安倍首相は「岩盤規制改革を強力に進めるための法案を提出する」と、通常国会に向けた姿勢を示した。いずれの改革も昨年6月の「日本再興戦略改訂2014」で方向性は明確だが、どこまでそれに沿って法案化できるか、そして着実に成立にこぎ着けられるかが、第3次安倍内閣の勝負どころとなる模様だ。今回、早々に会期延長論が挙がるのは、重要法案の“渋滞”だけでなく、4月の統一地方選と来年7月の参院選をにらんだ「来夏までの政治日程を含む大胆かつ繊細な動きが必要」(与党国対幹部)だからだ。

 労働法制においては…

 

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