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2018年7月24日

【書評&時事コラム】夏休みの風景

 週が明けても、朝から猛暑が続く。たまりかねて起きると、戸外から子供たちの騒ぐ声が聞こえた。そうか、夏休みだ。どこかへ遊びに行くのかなと思ったら、いつものランドセル姿で集団登校していった。学童保育の子供たちで、彼らは夏休み期間中も学校に行く。

c180724.JPG 親が仕事をしているため、小学校低学年の間は学童で過ごすという。共働き世帯が増え、世話をする祖父母が近くにいない核家族化が一般的になった結果、子供たちの夏休み風景は、いつの間にか一変していた。

 半世紀前の夏休み。海で泳ぎ、山へ虫取りに行き、スイカを食べて昼寝。近所の仲間と草野球に精を出し、お盆の墓掃除を手伝わされた。時間が止まったような1カ月間を過ごし、真っ黒になって2学期の登校時を迎えるのが常だった。要は、ボーッと生きてたわけです。

 せめて、自分の孫たちには夏休みらしい時間を過ごさせてやりたい。親に伝えたら、「〇〇パークの妖怪ショーに行きたいと言ってる」という返事。そうした夏休み向けイベントも盛りだくさんだが、そういうのとは違うんだなあ。ま、「郷愁」を押し付けても、迷惑がられるだけかもしれない。井上陽水の「少年時代」が胸に染みる。(俊)

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