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2017年11月14日

【書評&時事コラム】「走りスマホ」もやめましょう

 スーパーへの買い物で車に乗り、T字路交差点を右折しようと信号待ちをしている時だった。信号の変わり目だが、右手の左折車のオニイサンはずっと下を向いている。嫌な予感がして、ハンドルをしっかり握った。予感は的中。オニイサンは下を向いたまま左折し、私の車にぐんぐん近づいて来る。

c171114.jpg 瞬間的にクラクションを鳴らしてハンドルを左に切ったら、彼もあわてて左に切って走り去った。左手にスマホ(らしきもの)が見えた。「バカヤロー、スマホなんか見てんじゃねえ!」と思わず悪態をついたが、もちろん、彼には聞こえてないだろうな。私の、はしたないののしり言葉もNGでした。反省。

 内閣府の調査によれば、走行中にスマホや携帯を使ったことのある人は13%あり、信号などで停車中の使用も合わせると37%に上った。3人に1人の割合だ。「電話に出るため」「メールなどの確認のため」が多いという。これが原因で、昨年は2000件もの事故が起きたというから、もはや許容範囲を超えていることは明らかだ。「車中のスマホは厳禁」である。

 私もがんばって実践してはいるが、高速道路を運転中に仕事の電話やメールが入ることはよくある。近くのパーキングエリアに飛び込み、急いで車を降りてスマホを開けると、今度は「歩きスマホはやめましょう!」の表示とともに画面に黒幕が。「一体、いつ見りゃいいんだ」とつい毒づく私も、オニイサンのことは言えないかもね。 (俊)

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