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2016年9月20日

<花鳥風月・237>ウソの幼鳥

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 9月上旬に山梨県の富士山5合目・奥庭の「奥庭荘」に宿泊した。目的の鳥「イスカ」は見つからなかったが、荘の周辺でウソの幼鳥を発見。

 針葉樹の株元には一面コケモモが生え、その実をウソのつがいが啄(ついば)んでいた。傍らからかぼそい鳴き声が聞こえ、探してみるとウソの巣立ち雛が潜んでいた。

 古くは人間が吹く口笛のことを「オソ」と呼び、この鳥の鳴き声が口笛のようなのでウソとなったとの説がある。

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