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2015年10月20日

<花鳥風月・189>コガモ

 日本へ渡来するカモの中で最も小さいことが名前の由来。大きさはドバトよりやや大きく、全長34~38センチ。

 今季初めて観察した冬鳥だが、同行者は「オスがいない」と言っていた。オスがいないのではなく、「エクリプス」だったために識別できなかったのだろう。

 カモのオスは青や黒などの色合い(繁殖羽)がメスとの違いを明確にしているものが多いが、繁殖期間の後期になると換羽が起こり、メスとよく似た地味な色合いになる。その間のオスを「エクリプス」と呼ぶ。

 撮影は神奈川県・中井町厳島湿生公園。

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